弥生丸がブログを開設してから一ヶ月が経とうとしていた。
さくらのレンタルサーバーでサーバーを借りるところから始め、独自ドメインも取得した。
wordpressに様々なプラグインをインストールし、荒削りではあるが、ブログを書き進めていく準備は、ある程度整ったといってよかった。
その間、ブログに関する様々な書籍を読んだ。その中で頻繁に目にしたのが「SEO」という単語だ。
サーチエンジンオペ…オペ…オペレーティングシステム?
まぁそんな感じだ。頻繁に出てくる単語なのだから、SEOがブログ運営に欠かせないモノになってくるのは間違いない。
これはヤフーやグーグルなど、検索エンジンのことを指す。
SEO対策といえば、検索結果でどのようにして上位表示させるか? ということだ。
「消えるサイト 生き残るサイト」では、主にそのSEO対策のノウハウについて書かれている。
読んだはいいが、正直なところ、弥生丸はSEOに興味がなかった。
理由は、自分が運営するブログが、そこまでのレベルに達していないからだろう。
例えば野球を始めたばかりの少年が「よし、明日からカーブ対策だ」といって、いきなりカーブを打つ練習はしない
。まずはストレートを打つことが重要である。例えの悪さは勘弁して欲しい。
それでもこの「消えるサイト 生き残るサイト」を手に取ったのは、タイトルに興味が惹かれたからだろう。
まだSEOに触れていない弥生丸にとっては理解し難いところもあったが、簡単に内容を要約するならば「楽チンなSEO対策など存在しない」ということだ。
相互リンクや被リンクが、SEO対策に重要なことは、ブログ運営をしている方ならば誰もが知っているところであろう。
ちまたでは、このようなリンクを簡単に増やすことが出来るツールが溢れている。
しかしこのようなツールを利用すると、検索ロボットから罰則を受け、検索結果に表示されなくなるということが現実に起こっている。
そこで自分なりにこの本の内容を要約するならば「最大のSEO対策とはブログのコンテンツを充実させることである」ということだ。
ようは努力しろということである。
これこそが長年変わらない、普遍的な成功の秘訣ではなのだろう。
それさえわかれば十分だ。