オバカミーコ六巻まとめをお届けします。
【その23 三色の狙い方】
狙い方① 余剰
三四五七七③⑤⑥345789
上記のような手牌で、ドラがなければ⑥切りで狙ってもいいかなというレベル。無理に狙う必要はない。ドラが一枚でもあれば③切りリーチ。
狙い方② 渡り
23466②③④④⑤七八八 ツモ三
完全イーシャンテンのところ、三色の種の三を引いてきました。ジャボ受けの八を外し、三を取っておく。二か四を引けば、七八を外し、リャンメンターツの入れ替え。ただし、これも絶対というわけではない。余剰牌の三を持っておけば危険牌になりうるし、完全イーシャンテンを崩しているから、テンパイ受け入れ枚数も減る。狙うか狙はないかは好みによる。
狙い方③ リャンカン
②②⑤⑥二三五七23567 ツモ1
三色を狙うなら、あえてリャンメンを拒否し、リャンカン受けとなる二を切ってもオーケー。ただし先に④⑤を引いてしまうと弱い形になる。特に④引きは三色も付かないので最悪だ。
狙い方④ ブレキャッチ
三三六七③④⑤⑥45678 ツモ⑦
何切りますか? と思わず問いたくなるような手牌である。三色を狙うなら4切り。五八②⑤⑧どこを引いても、テンパイまで三色の可能性が残るからだ。
狙い方⑤ 並びトイツ落とし
334466④⑤⑥⑦⑨四五 ツモ⑧
打4が正解。うっかり3から切ってしまうと三色の可能性をなくしてしまうので注意が必要。オバカミーコ五巻まとめで「3344666」ならば三面待ちの可能性を残して3切りが正着とあった。似たような形なので気をつけよう。
狙い方 ⑥黄金
二三四五七八九⑤⑤⑥⑦⑧⑨ ツモ8
打⑥で三色、一通の両方が狙える黄金形。打っていると結構な頻度で遭遇するのではないかと思う。いい形だとは思うが、私の場合はここで6を引いてくる。ツモ切ったら次順に7。怒りに任せてフリテンリーチ。すると次順のツモが六。その六で放銃といったところか?
狙い方⑦ メンツ崩し
一二三四五45566④⑤⑥ ツモ三
打5で36待ちピンフテンパイですが、イーペーコーもつかず、自分で二枚使いのリャンメンは嬉しくない。そんなぬるい手が打てるか! とここはタンヤオも見える一強打といきたい。47ツモで打二で三六待ちテンパイ。二枚使いリャンメンになってしまうが、六が高め三色になるのでオーケーだ。あるいは二五三六で47待ちリーチも打てる。
三三四五445566④⑤⑥
【その24 一通の狙い方】
ポイントは重ならない同じ色の二メンツがあること。例えば以下のような形があれば一通を狙いやすい。
123 789 234 567 456 789
123456 こんな形から9を引いてくれば一通に気付くが、123567 このようにズレたメンツだと一通に気付きにくいので注意が必要。
穴ぼこの形は一通を狙わない。
例えば124679 135689などは無理だと諦めよう。三色や一通はあくまで部分役。タンヤオやピンフなどの全体役が優先。個人の経験としては、一通や三色はあまりこだわらない方が打ちやすい。
【その25 くっつきテンパイを狙え!】
三五六七①①⑥⑦⑧5789 ツモ④
何切りますか? と一応訊いてみる。ここはは5切り。理由は、四や⑤を引くと三面待ちになるからだ。
③④④⑤ ③④⑤⑥ どちらが優秀か?
ふたつの優秀な連続形。どちらかを落とさなければならない場合③④⑤⑥の方を落とす。③④④⑤の中ぶくれ方の方が、最終形が必ずリャンメンになるから。③④⑤⑥の連続形は②や⑦を引けば三面待ちになるが、①や⑧を引いてしまうとカンチャン待ちになってしまう。
頭付近のくっつき
三七八八③⑤⑥⑦123789
上記のような形の場合、七を切る。頭付近のくっつきは、自分で二枚使っているので不利。
ただし、これには例外もある。下記のような形の場合。
五六七八③③④⑦⑧⑨4678
ここは五六七八のノベタンがあるので打4とする。頭付近くっつきテンパイ不利の法則はノベタンがあると当て嵌らない。頭付近ノベタンコンボ最強と覚えよう!
さらに下記のような手牌の場合、
④⑤⑥⑦⑧⑨2334六六七 ツモ③
中膨れの形があるので雀頭固定の打七といきたいところだが、ここも頭付近ノベタンコンボ最強の法則に従って打3。時には好形の中ぶくれ型も落とさなければならない時もあるのだなぁと覚えておきたい。頭付近ノベタンコンボはマジで最強!
リャンカンを捨てて未来を買う!
二四六②③⑥⑦⑨⑨4456 ツモ⑤
上記のような形の場合、安易に打4としない。①④を先に引いた場合、カンチャン待ちとなってしまう。それよりもリャンカンを形成している二を切り、4のくっつきを狙う。リャンカンを捨ててリャンメンくっつきの未来を買おう!
【その26 危険な方から先に打て!】
メンタンピンドラドラのイーシャンテン。好形な勝負手が入っています。ここで他家からリーチが飛んできました。一発目にツモってきた牌は危険牌の⑥ピンです。手牌には安全牌の西を一枚抱えています。とりあえず一発回避のために西を先に打つ、というようなことはしないということです。例え一発で振り込んだとしてもここは⑥ピンから先に打つ。理由としては、リーチ者以外の他家に振り込まないため。一巡回すことによって、他家が⑥ピン待ちでテンパイするかもしれない。そうなれば、通っていたはずの⑥で放銃。ということには避けなければならない。どうせ勝負手ならば全部いくのです。だから、たとえ一発で振り込もうとも、危険な方から先に打つ。とはいえこれを実践するのはなかなか難しい。ついつい安全な方から打ってしまう。勇気を振り絞り、これからは危険な方を先に打つようにします。そのうちアダ名がつくかもしれません。一発振り込みの弥生丸、と。
以上6巻まとめ終了。以後7巻に続く。