オバカミーコ十一巻まとめをお届けします。
【その35 下家殺し!】
下家をケアする場面は二つある。ひとつは一色手。下家が混一色や清一色に染めている時だ。これは誰でも鳴かせたくないと思うだろう。下家が染めにいっているのがわかっているのに、ノーケアで二枚も三枚も下家の色を下ろせば、上がって下さいと言っているようなものである、と波溜師匠は言っている。ただ、自分が勝負手の時は別だ。その時は無視して自分の和了に向かおう!
もうひとつはベタオリしている時である。流局になって、一人ノーテンは痛い。他の三人と4000点もの差がついてしまう。だから極力、リーチ者に通る牌で、下家に鳴かれない牌を打つ。オリるのも芸術だなぁと思う。
【その36 麻雀の本質は寄せ!】
タイトルの通り。麻雀の役は寄せきった時に、初めて美しい形ができあがる。寄せは大きく分けて五種類ある。
自分がとこに寄せて打つか、常に意識して打ちたい。また、寄せきる打ち手が強いと、波溜師匠は言っている。
【その37 スリーヘッド最弱理論!】
チートイツなのか、それとも門前手なのか、中途半端で難しいのがスリーヘッド(手の内に三つのトイツがあること)
四つになればチートイツを見てもいいが、面前で勝負するならばトイツをひとつほぐそうというものである。
例えば以下のような手牌の場合。
③⑤⑤122688一二三七八
⑤28、三つあるトイツのひとつをほぐす。この場合、切るのは1ではなくて⑤。そちらの方が受け入れ枚数が多いからだ。
ただしいつもいつも、スリーヘッドはほぐせばいいというものではない。これは面前を前提としたは場合で、逆に鳴きを前提とした場合は、スリーヘッドの方が強くなる。以下のような場合。
355三四六八八②④④⑤⑥⑦
タンヤオ見えるので打3か打②か? この他ファン牌がある場合も、スリーヘッドを残してオーケーだ。面前手はスリーヘッドをほぐす、鳴きはスリーヘッドでいくと覚えよう!
以上十一巻終了。以後十二巻に続く。