「永遠の0」涙が止まりませんでした

「行列ができる法律相談所」で、北村弁護士がオススメしていたので手に取った本です。

まず始めに、私は本に感化されやすい性格です。だから感想表現が過剰になってしまうかもしれません。この本はそれほどまでに胸に衝撃を与える本でした。最後の数十ページは涙が止まらなかった。私の小説ランキングに間違いなくくい込みます。

「永遠の0」の0とは零戦のことを指します。戦争を舞台に書かれた本です。とはいえまったくの戦争時代ではなく。現代の平和な世に生きる青年が、戦争で亡くなった祖父の軌跡を追う、というものになっています。

恥かしながら、私は戦争関連の本を読んだのはこれが初めてです。だから知らないことがたくさんありました。零戦が世界最強の戦闘機であったこと、あの有名な戦艦ヤマトが、実は殆ど役に立つこともなく、特攻として使われたこと。神風特攻隊の多くが、実は一隻の戦艦を沈めることもなく、戦力としてほぼ役に立っていないこと。特攻隊とは名ばかりで、実際は特攻をかける以前に敵戦闘機に打ち落とされています。神風特攻隊は文字通り犬死にでした。

いままさに、戦争経験者は80代90代の高齢者になっており、この世から戦争が忘れさられようとしています。現代にも辛いことはたくさんあると思います。リストラにあった、いじめにあった、恋人にふられた、など。だけれどそのすべてが、戦争時代の比べたら、たいしたことじゃないと思えてきます。

月並みな言葉ですが、戦争があったことは決して忘れてはならず、後生に語りついでいくものだと思いました。戦争があったという事実を自分の根底に沈め、しっかりと根を張って一本の芯を作ってくれるような、そんな本でした。是非オススメしたい一冊です。

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