パズドラ実践記 ヘラ降臨 撃沈記録

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ずっとこの日を楽しみにしていた。この日のために入念な準備を整えていた。火曜ダンジョンに向かい、虹の番人と戦う。ヘラ降臨、地獄級。ここを制覇するためには、HPの高いモンスターが

必要だった。虹の番人のHPは3000超。しかもレベル上げの必要のない便利なモンスターだ。

この日は仕事が昼までだった。昼を過ぎてからアプリを起動する。前日に使いきったスタミナが溜まっている。男はスペシャルダンジョンをタップした。目に映る「ヘラ降臨地獄級」の文字。その文字に畏怖は感じない。かつてはあまたのパズドラーを飲み込んでいったダンジョンも、オーディンの出現で容易になったと聞く。男はこの時、すでに勝った気でいた。自分がこれから、ふたつの過ちを犯すとも知らずに……
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リーダーにアルラウネを据え、フレンドはオーディン。準備した虹の番人は三体だ。モンスターボックスをHPの高い順に並べ替え、その次にHPの高いヴリトラを投入した。合計HPは16972。ヘラ降臨の山場はハーデス戦。そのハーデスから喰らうダメージはオーディン仕様で16427。それ以上のHPを用意することができた。これはもう勝ったも同然だと思っていた。しかしこの時、男はひとつ目の過ちをすでに犯している。ヘラ降臨をクリアした方ならば、すでにお気づきだろう。
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ヴィーナス、ミルネヴァなどを撃破し、ダンジョンを着々と進めていく。ハーデスはまだか……? ハーデスはまだか……男は呟く。気持ちはハーデスだけに向かっていた。しかし男はハーデスまでも辿り着けやしない。
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迎えた8バトル目のネプチューン戦。ごめんなさい画像は取り忘れました。ノーマルダンジョンのネプチューンで勘弁を。

ここで男の背中に悪寒が走った。こいつとはノーマルダンジョンで遭遇したことがある。その時に異様な防御力を見せつけられたのだ。恐る恐るドロップを消して攻撃。案の定、ダメージは1しか与えられない。今度はオーディンの攻撃スキルで攻撃してみた。頼む、ダメージを与えてくれと願う。しかしその願いも虚しく、与えたダメージは1だった。

ならばと今度は虹の番人のスキルを発動(しばらくのあいだ、ダメージを半減する)。わざとダメージを喰らいHPを限界まで減らした。ここでヴリトラのスキルを発動(残りHPが少ないほど大ダメージ)

これならどうだっ! っと、男は再び願う。自分のHPは三分一程度まで減っている。防御力0のモンスターならば50000ダメージは与えられるほどの攻撃力だ。

しかし無情にも、与えたダメージは……1。こいつどんなけ防御力高いねん(T_T)

これが男の、ひとつ目の過ちだ。

手はすべて出しつくした。もうこれ以上の作戦はない。残る選択はふたつだ。諦めて自害するか、1ずつでもダメージを与えて撃破するか。

ネプチューンにたどり着くまで、恐らく40分くらいの時間を費やしている。また最初からやり直すのはめんどくさい。男はしばらくのあいだ、諦めきれずに通常攻撃を繰り返した。しかし、全くHPが減らねー!

リザーブ機能でもあればいいのにと妄想を膨らませる。タイム! 選手交代! メンバーヴリドラに変えてモルボル! とか言いたい。一応選手交代できないかとヴリドラをタップしてみる。ブブッと音が鳴るだけだった。

そして結局、男は諦める道を選んだ。諦めたらそこで試合終了ですよ……。安西先生の声が聞こえた気がした。しかし、失敗は成功の元、そんな言葉もまた脳裏を掠めていた。わざとドロップを消さないことは、男のプライドを傷つけた。

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その失敗を生かし、今度はヴリドラに変えてマシンゴーレムMKⅢを投入して再突入。マシンゴーレムはアーマーブレイクが使える。敵の防御力を下げることができるのだ。毒スキルを持っているモンスターでもいいが、HPが少ないので使えない。

これでネプチューンには勝てるだろう。そしてその次のハーデス戦に、今度こそたどり着けるはずだ。ハーデスさえ倒すことができたら、ヘラは怖くない。オーディン+毎ターン回復さえあれば余裕だ。男はまだ、ふたつ目の過ちに気付いていない。

目論見通り、マシンゴーレムMKⅢが使えるアーマーブレイクで、ネプチューンは倒すことができた。そして待ちにまったハーデス戦。男はすでに二時間近い時をこのダンジョンに費やしている。
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オーディン仕様でも喰らうダメージは16427だ。恐ろしい破壊力の持ち主。しかしそれ以上のHPは用意している。一撃で力尽きることはない。次の攻撃までは6ターン。それまでに毎ターン回復+回復ドロップで回復する。回復できなければ死が待っている。

こういう白熱戦を、男は求めていた。ドロップを消すことに集中し、コンボを重ねる。ハーデスの防御力は高くない。着実にダメージを与え、そして撃破。勝った……。そう思った。それはこのダンジョンに勝ったという意味も込められている。ヘラ戦までくれば、もう大丈夫だ。
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緊張の糸は完全に切れていた。それまでの集中力を開放し、男は適当にコンボした。その結果、僅かニターンで力尽きた。画面に浮かび上がる「GameOver」の赤い文字。

男は放心状態に陥った。勝利を確信し、とろけていた瞳が大きく見開かれる。

なぜだ!? 自問する。ドロップを消し忘れたのか? いやそんなはずはない。俺はこの指先で、確かにドロップを消したのだ。

「コンテニューしますか? あなたの持っている魔法石は0個です」

男は呆然としたまま、諦めるを選択した。

自分がなぜ死んだのか、その原因を突き止めるためにパズドラ究極攻略データベースにアクセスした。すぐにわかった。何のことはない。アルラウネの回復力が足りなかったのだ。ヘラから喰らったダメージはオーディン仕様で約2400。自分のアルラウネの回復力は2200程度だった。

こうして約三時間を「ヘラ降臨 地獄級」に費やしたにもかかわらず、結果は惨敗だった。アマテラスやオーディンは持っていない。両方同時に使うことは不可能だ。ならばこのパーティーで挑戦し続けるしかない。アルラウネの+卵は110だが、レベルはまだ57。伸びしろはまだある。レベル99まで上げることができたら、恐らく2400程度の毎ターン回復力は得られるはずだ。

鍛え直し、次回こそはヘラ降臨を制覇しよう。

賢いパズドラーの皆様は、私のようなアホな過ちを犯さぬように。

パズドラ究極攻略データベース

3 Responses to “パズドラ実践記 ヘラ降臨 撃沈記録”

  1. 通りすがりのの より:

    ヘラ攻略法を探していて流れ着いた者ですが、選手交代!のくだりに、思わず吹きました(笑)
    そのセンスに乾杯♪

  2. 弥生丸 より:

    この時は、こんな機能があったらいいなと本気で思いました(笑

  3. 匿名 より:

    群馬県なら・・・それでも群馬県なら毎ターン回復してくれる・・・!

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