パズドラ小説~聖者の墓-深層-~

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聖者の墓-深層-。このダンジョンから急激に難易度があがると、攻略データベースに書いてあった。そう書いてあった通り、戦闘は難しいものとなった。これまではスキルをあまり意識しなくとも勝てたが、ここからはスキルをフル活用しなくてはならない。うっかりしていると、ボスに到達する前にオーガに殺されてしまう。

弥生丸はスキルを駆使した。アルラウネの回復能力は常であるが、さらに攻撃スキル、ボスは闇属性が多いため、闇攻撃を半減させるフレンドを使用した。フレンドがいなければひとつのダンジョンもクリア出来なかったであろう。持つべきものはいつの時代も友である。

そうして文字通り激戦を制した後、ついに聖者の墓-深層-のラストダンジョンまで到達した。早速攻略データベースにアクセスし、攻略情報を得る。何の情報もなしに突撃するのは、スタミナの無駄使いだ。ゲームの世界も情報化社会の一旦を担っている。

攻略情報によると、聖者の墓-深層-のラストダンジョンのボス、ハーデスは66667ダメージというとんでもないダメージを与えてくる。つまり、まず根性スキルは必須だということ。これは外せない。さらに9バトル目には闇属性である三体のバジリスクが2ターンごとに攻撃してくる。ここが肝になりそうだと弥生丸は思った。攻略情報にもそう書いてある。

使えるリーダースキルは、自分とフレンドの二つのみ。ひとつは決まっている。根性スキルである。もうひとつを何にするか? これはもう回復スキルしかないだろう。闇属性の攻撃を半減するスキルも考えたが、それだと9バトル目に到達する前にゲームオーバーの文字を目にすることになる。

フレンドのヤマタノオロチを連れ、己のリーダーはアルラウネそのままで突撃する。9バトル目まではなんなくクリア。そして山場の9バトル目。バジリスク一体の攻撃は4000程度のダメージ。一度に攻撃してくるわけではないので、HPが8000以上あれば数ターンは凌ぐことができる。だが回復が間に合わない。アルラウネの回復能力を持ってしても、HPは徐々に削られてゆく。

仕方なく回復スキルを発動。次に使えるのは15ターン後。もう回復スキルは使えないに等しい。それまでに、なんとか一匹倒せれば……

しかしあえなくゲームオーバーの文字が画面上に浮かぶ。一匹たりとも倒せなかった。現在のパーティーはリーダーのアルラウネに、究極進化したオーガが二匹。あとは第二段階のホーリードラゴンとドラゴンナイト。さすがにこのパーティーでは厳しいか。しばらくはレベル上げに追われそうである。とほほん。
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