パズドラ小説~序章~

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「最近パズドラにはまってます」

そのメールをモバゲー時代からの友人、ヨコちんから受け取ったのは、いまから一週間前の話だった。パズドラ……なんだかCMで見たことがあるような気がした。

友人からの誘いとあって、弥生丸は早速アプリをダウンロードした。最初に見た印象は、パズルゲーム。だからか、あまりワクワクはしなかった。パズルゲームは嫌いではないが、廃人になるほどハマりはしない。

しかしその印象は、すぐに覆ることになる。パズドラが、単なるパズルゲームではなかったからだ。パズルを消し、そのコンボに応じたダメージを敵に与える。ロールプレイングの要素も含めたパズルゲームなのだ。弥生丸は完全なるFF、ドラクエ世代である。ロールプレイングは大好きだ。

始めた当初は、当然のことながら、一コンボしか出来なかった。二コンボ以上はすべて運だった。それでもやっていると、敵にダメージを与え、ダンジョンをクリアしてゆく。気付いた頃にはすっかりハマっていた。怪盗ロワイヤル以来の、ヒットゲームになる予感があった。

ただし、多少げんなりした気持ちもあった。それは、これもどうせ課金ゲームだろ。と思っていたからだ。体力を回復するためには課金アイテムを買わねばならず、そうしなければ、上にはあがってはいけない……

それは、半分は当たりだった。体力を回復する課金アイテムは確かに売っている。しかし、半分はハズレだ。怪盗ロワイヤルよりも、ずっと良心的なゲームバランスになっている。課金などせずとも、十分に楽しめるし、レベルもあがってゆく。なにより課金アイテムをダンジョンクリアすることなどで、無料プレゼントしてくれるのだ。無課金者でもレアガチャを回せるのは大きい。課金者でなければ手に入らないモンスターがない、ということだ。

弥生丸も課金アイテムであるクリスタルを五つため、レアガチャを回してみた。すると、いきなり☆五つのレアモンスター、大樹の精霊アルラウネが出た。ドロップを消すたびに体力を回復してくれる、すぐれものだ。これは、いま現在でも使用している不動のリーダーだ。フレンドが使ってくれると嬉しい。

ということで僕は、まだしばらくはパスドラにはまりそうだ。ソーシャルゲームのいいところは、そのゲームを通じて仲間ができるところだと思う。ゲーム自体ももちろん楽しいのだが、ゲームを通じて友人達と仲を深めていける方が数倍楽嬉しい。たかがゲーム、されどゲーム。この世に意味のないことなんて、ひとつもないのだ。

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